こども大学は「ツリーハウス」をテーマに森林国日本の未来を考えるプログラム「ツリーハウス大作戦」を開発しました。地域間格差が問われる中で、都市と地方の交流によって視野を広く持つ人材の育成を目的としています。

各地域へ提供する「ツリーハウス大作戦」のプログラムは、森林・林業に対する専門性を持つ副事務局長の前保(Fair Forest Japan 代表)が中心コンセプトを作り、森林と自然環境、地域生活等の関わりを深く学べる構成になっております。フューチャーセッションなどのコミュニケーション手法を体験しつつ地元住民と関わりを深めるしくみが盛り込まれており、体験中心の一般的なエコツアーとは内容を画しています。

初年度の今年 2015 年は、森林県高知の嶺北地域からの呼びかけで夏休み 8/21〜8/24 に実施こども大学は東京の小学生 10 名とともに高知県嶺北地域を訪問し、現地地域の小学生 10 名といっしょに、地域や森林について学びました。参加募集は H.I.S によって行われました。

高知大学・高知県・地域 NPO 等の連携により、現地では地域の人材によるプログラムの実施体制が構築されています。県・大学側では、実質的に地元の住民を巻き込む体制を作ることで新しい地域活性化の波紋を広げたい考えです。また、現地の住民も交えて未来を考える未来会議(フューチャーセッション)を開催するなど、未来の日本を考えるプログラムも盛り込まれています。

尚、プログラム参加者には、東京大学大学院 人文社会系研究科 社会心理学専門分野 博士課程、正木郁太郎氏監修のワークシートを配布し、地域学部が目指す「広い視野を持つ」人材育成のサポートをしています。

 

  1. 趣旨 プログラム「ツリーハウス大作戦 ツリーハウスのあるまち」の趣旨は以下のとおりです。

 

Alliances:高知県嶺北をはじめ、日本各地域の交流を構築する人材を輩出すると同時に、こども大学地域部を日本の社会教育連携のハブとする。

Research:こども大学が各地域の現実、こどもの現実と向き合い、実感値を深めることで、単なる学問的学びを超えて深く教育を捉える機会を多く持つ。

Leadership:画一的な受験教育を超えて幅広い体験と知育を提供し、自分の未来を創造する人材を育てる。

 

2.特徴 プログラムの特徴は以下のとおりです。

 

① 友達づくり:東京都首都圏のこどもと地域のこどもがいっしょに学び交流することで新しい友達づくりを行う。

② 講師:地域の大学、地域 NPO 等から一流の講師陣と連携すると同時に、インターネット等を駆使した双方向遠隔授業を活用する。

③ 学生インターン:首都圏の大学、または地域大学のインターン生が連携し、こどもたちのサポートしつつ社会での活動を体験する枠を設ける。

④ 学習手法:講義のみでなく、現地での森林体験、ネイチャーゲーム、ワークショップ、グループワーク、フューチャーセッションなどの先進的な学習手法を取り入れ、テーマに即した一貫性のあるカリキュラムを提供する。

⑤ 主体性を引き出す教育:ツリーハウスというワクワクするテーマによって、大人の子供心を呼び起こし、過剰な受験教育に偏りがちな風潮に対して教育の本質に立ち返り、こどもたちの主体性を引き出すことにプライオリティを置く。

 

プログラム協力依頼は、以下までご連絡ください。

info@edu-innovation.com