■開催日

平成26年10月12日@秋葉原UDX

 

■動画

 

■講師

首都大学東京 人間健康科学研究科 教授 北一郎先生

 

■概要

脳について、「大脳皮質」「視床下部」「大脳辺縁系」「脳幹」の4つの部分から学びました。難しい言葉なども出てきましたが、ゲームやグループワークをしながら、楽しく学んでいける工夫をしました。

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まずはじめに、アイスブレーク。言葉を使わずに生年月日順に整列。先生にも一緒に参加していただき、上手に整列完了!!

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続いて、暗記ゲームと、先生による解説。

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そしていよいよ脳の4つの部分の特徴の勉強。

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難しい言葉も出て来ましたが、みんな熱心に先生の話に耳を傾けました。

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復習の時間では、チーム戦ゲームをしながら、4つの部分の名前を覚えました。

更に、ケーススタディとして、グループで物語のストーリーを考えてもらい、登場人物の行動と脳の関係を先生に解説していただきました。

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■アンケート結果

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<好きなこと、はまっていること、興味あること>

・ギリシャ神話 ・分子模型組み立て ・雑誌「NEWTON」 ・常磐線 ・ゲーム ・勉強 ・合気道 ・絵をかくこと ・読書 ・マンガを読んだり描いたりすること ・3DS飛び出せどうぶつの森 ・囲碁 ・デュエマ(カードゲーム) ・外遊び ・テレビ

 

<感想>

・とても楽しかった ・研究、がんばってください ・もう少し細かく説明して欲しかった ・脳についてしれてよかった ・脳の中に小人みたいな子がいるとは思わなかった ・問題がよかった

 

■目標設定

【開催目的】夢の選択肢を増やす

・知識

・学問への親しみ、興味をもってもらう

・仲間、あこがれをもってもらう

【努力】学生との取り組み

・場作り:自分たちを受け入れてもらう、緊張をほぐす、声をかける

・主体的学び:声をかけすぎない、単語を覚えてもらう、グループワークで回答

・分かりやすい学び:司会によるインタープリテーション、ゲームの要素

【努力目標】

・「楽しかった」+αのアンケートの答え

 

■事務局から

今回は、小学3年生以上の参加を推奨して作ったプログラムでしたが、小学1年~中学1年まで、幅広いこどもたちが参加してくれました。

こども大学は、公教育の学校ではありませんので、推奨年齢は設定していますが、特にそれ以外の年齢の方を阻むわけではありません。どんどん受け入れたいと考えています。

理由は、夢や興味に、年齢は関係ないからです。脳について、予習をしてきてくれたお子さんもいらっしゃいます。

また、幅広い学年がいてくださると、異学年交流にもなります。学校ではないので、先輩も後輩もありません。何もルールがないので、あとは気づきかもしれません。自然と高学年が低学年に気遣う場面がでてきます。小学生ばかりでなく、中学生にも積極的に参加していただきたいと思います。物足りない部分はでてくると思いますが、是非、共生の学習の場としても考えていただければと思っています。

とはいえ、低学年のお子さんには、かなり難しかったかもしれません。アンケートの理解度や難易度が、その結果を物語っていると思います。小学1年生のお子さんの感想、「脳の中に小人みたいな子がいるとは思わなかった」と書いてくれました。なんとも微笑ましいコメントです。しかし、少々誤解をしてしまったかもしれませんね。念のため、誤解であることはメールでお伝えしたいと思います。

 

こども大学の目的は、夢の選択肢を増やす、ということです。深い学びをこの1回だけの講座で習得することは考えておらず、こんな面白い研究や世界が広がっているんだ、こんな研究をされている先生がいらっしゃるんだ、ということを、身近に感じていただく事を主眼においています。今はきちんと理解できていなくても、既に学問や人への出会いは始まっています。

その意味で、難しい講義とこども達の橋渡しをする学生たちの役割も、とても大きなものだと思います。少し先のあこがれの大学生。一緒にゲームや会話を楽しみました。

少しずつ試行錯誤をしながら、こどもたちの夢の選択肢を増やす手伝いをしていきたいと思います。

 

こども大学では、一緒にプログラムや運営に関わってくださる方を募集しています。⇒ コチラ