■開催日
平成26年11月15日@秋葉原UDX
■動画
■講師
東京都市大学 大学院工学研究科 生体医工学専攻 工学部 医用工学科 知覚システム工学研究室 教授 平 田 孝 道先生
■概要
プラズマと言えば、私たちの生活の中でも、ドライヤーや空気清浄機など、沢山の製品を見かけるようになりました。そのプラズマ、実はやけどや切り傷を治すなどの「いりょう」の分野での活用が期待されています。東京都市大学 平田孝道先生からは、プラズマの仕組みについて教えていただきながら、未来の医療として今後どのような可能性を秘めているのか、実際にどのような事がわかっているのか、実験やスライドを見せていただきながら学びました。
まず先生は、プラズマライトを手に登場。ガラスの部分を触ると、プラズマが動きます。
プラズマとはどのような状態を指すのかを勉強しながら、実際にプラズマの効果を試します。
様々な材料が机に用意され、それぞれの物質がくっつくかどうかを試して行きます。くっついたものは、イオンのバランスがくずれたものです(静電気)。
ここで、プラズマ付きのドライヤーと空気清浄機が登場。さきほど静電気でくっついたものにこのドライヤーの風をあてると、さらっとはがれおちます。プラズマは原子が電気を帯びたイオンの状態なので、バランスのくずれた状態にふきつけることによって、中和されるのではがれます。
では、プラズマは、医療分野ではどのような可能性があるのでしょうか?やけどをした時に、傷口をきれいになおすこともできますし、細くなった血管を太くすることもできるので、様々な治療に使う事ができます。まだまだわかっていないことがたくさんありますが、だからこそ、未来で期待されている研究だという事ができるのです。
最後に子供たちには、将来の夢を描いてもらいました。医者を目指す子、ダンスが上手になりたい子、自分で創造したロボットを作りたい子、15歳から選挙権がもてる社会にしたい子、お金持ちになりたいけどまずは結婚!!夢いっぱいのこどもたちの言葉を聞く事ができました。
■アンケート結果
<将来の夢>
・動物園の飼育員 ・お医者さん ・ロボット工学 ・お金を稼いで自家用車かバスで汽車を買い、永遠に生きる。結婚はする ・手塚治虫さんみたいな人 ・医者か歌手か天文学者 ・決まっていない ・ダンサーと水泳の選手と科学者など
<感想>
・楽しかったです。・世界ではじめての研究、すごいと思いました。 ・次は是非、永遠の命を。 ・ゲームがあって楽しかったです。また来たいです。 ・またプラズマ医療の話が聞きたいです。 ・勉強したいことが増えたり、ドライヤーをする意味がわかりました。ありがとうございました。 ・プラズマの他にも便利なものを作ってください。
■目標設定
【開催目的】夢の選択肢を増やす
・知識
・学問への親しみ、興味をもってもらう
・仲間、あこがれをもってもらう
【努力】学生との取り組み
・場作り:自分たちを受け入れてもらう、緊張をほぐす、声をかける
・主体的学び:声をかけすぎない、単語を覚えてもらう、グループワークで回答
・分かりやすい学び:司会によるインタープリテーション、ゲームの要素
■事務局から
「みなさん、是非みなさんも、夢を持ち続けて下さい」と、講義の最後に平田先生はこどもたちに話されました。
平田先生の小さい頃の夢は、仮面ライダーに出てくる、ショッカーに狙われている博士になること。改造人間を作りたいと思っていたのだそうです。もちろん、今、改造人間を作る研究をされているわけではありませんが(笑)、プラズマを医療分野に使って、最先端医療の開発に取り組まれています。
思い通りに行かない時もあったそうですが、でも夢をあきらめず、今は更に未来を目指して、夢の研究を続けられています。
今回のこども大学では、参加したこどもたちに夢を書いてもらいました。みんなの前で発表してくれたお友達もいます。
こども大学では、そんなみんなの夢を、応援して行きたいと思っています。